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純愛ラブストーリー「井筒」は、オトナ女子必見!? 銀座の最新スポットGINZA SIXで能を鑑賞しよう♪純愛ラブストーリー「井筒」は、オトナ女子必見!? 銀座の最新スポットGINZA SIXで能を鑑賞しよう♪

純愛ラブストーリー「井筒」は、オトナ女子必見!? 銀座の最新スポットGINZA SIXで能を鑑賞しよう♪

2017年4月20日にオープンしたばかりのGINZA SIX。241のブランドが集結する、銀座エリア最大の商業施設として話題を集めていますが、地下3階には能楽堂もあることをご存知ですか? 能は難しそう、と思われる方も多いかも知れませんが、ガイドがあればそれほど難解なこともありません。
6月25日には、「能ガール」ブームの火付け役のひとりとも言われる若手能楽師、武田宗典氏の自主公演が行われます。ぜひこの機会に、能に触れてみてはいかが?

380年ぶりに銀座に"帰ってきた"能舞台とは?

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GINZA SIXの地下3階にある、二十五世観世左近記念 観世能楽堂(通称 観世能楽堂)。銀座の喧噪からは切り離された、静謐な空間が広がります。能舞台は、渋谷区松濤にあったものがそっくりそのまま移築されているそう。観世流は、江戸時代にちょうど今の銀座1丁目から2丁目付近に本拠地を構えていたため、実に380年ぶりに「銀座へ帰ってきた」能舞台ということになります。

メインは、世阿弥(ぜあみ)自身が「最上級の作品である」と自賛した純愛ラブストーリー「井筒」

【公演プログラム】
第一部:舞囃子「高砂」
第二部:狂言 「蚊相撲(かずもう)」
第三部:能  「井筒(いづつ)」

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メインの「井筒(いづつ)」は、女性が一途に一人の男性を想うさまが描かれた純愛もの。時空は能楽らしく「あの世」と「この世」を貫き、男女がつむぐ愛の言葉が美しい作品です。ひと昔前であれば、能楽鑑賞には、前提として古典に通じていることを求められていましたが、今は実況ガイドがあるため、気軽に楽しむことができます。空間や間合い、所作の行間など、見えないものも解説してくれるので、能を初めて鑑賞する人で、ストーリーの理解や感情移入をしやすくなりました。
第一部の舞囃子は、能のクライマックスの舞を囃子入りで、紋付袴姿・素顔で舞うスタイルです。


その日にしか出会うことのできないキャスト陣

【主な出演者】
武田宗典之会主宰:武田宗典
その他の出演者
シテ方:観世清和※ 武田志房※ 武田宗和※ 岡久広※ 武田尚浩※ 武田文志 他
ワキ方:宝生欣哉※
狂言方:野村太一郎 内藤連 中村修一
囃子方:原岡一之 小寺真佐人 住駒充彦 斎藤敦 亀井広忠※ 大倉源次郎※
ナマ解説ガイド担当:武田崇史
※印は重要無形文化財総合指定保持者

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今回の公演は、GINZA SIXの能楽堂で行われる初の若手能楽師による自主公演となり、豪華キャストが揃うことでも注目されています。能楽界の最大流派、観世流の宗家家元 観世清和氏が応援出演するほか、囃子方(はやしかた:能楽の楽器担当)では、重要無形文化財認定 小鼓方大倉流16世宗家の大倉源次郎氏や、大鼓方葛野流宗家の亀井広忠氏などが出演。この顔ぶれともなれば、通でなくとも行きたくなる!?

能楽は、同じ演目を約1ヵ月間毎日公演している歌舞伎興行などとは違い、どの公演も一度きりしか行わません。同じキャスト、演目の組み合わせで公演が行われることは、一生の間まずないと言っていいほど。まさに、一期一会ですね。

今回の公演ならではの楽しみも!

厳格な能楽公演では新しい試みとなる、フォトスポットを初めて設けるのだそう。また、ポートレート撮影で知られるカメラマン安田慎一氏撮りおろしの、武田宗典氏が『海士』(あま)のシテ(主役)を国立能楽堂で勤めた際の、舞台裏の様子も紹介されます。

能楽を習うことができるって、知ってた?

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年齢不問、初心者から誰でもピアノやバレエのように、プロの能楽師に能楽を習うことができます。メニューは2つ。ひとつは謡(うたい)という、台本にある、全キャストのセリフや、背景説明のバックコーラスなどすべてを独特の音階で謡うのを習うもの。もう一つは、仕舞(しまい)という、能の舞を習うものです。

カルチャーセンター主催や能楽師が単発で開催しているワークショップなどでは、1対多のスタイルで、みんなで習うことができます。一方で、能楽師と1対1で教わることももちろんできます(700年来、能楽はこのスタイルで伝承されてきています)。だいたいはワークショップ等で先生との出会いがあった後、1対1で習うスタイルへ移行していくケースが多いようです。GINZA SIXの能楽堂でも「朝イチ能楽講座」を7月に開講するそうなので、興味のある方はぜひチェックしてみて。

<ストーンフィールドによる公演概要>
・公演名:武田宗典之会
・日時:2017年6月25日(日) 13時30分開演(12時50分開場)~17時終演予定
・会場:二十五世観世左近記念 観世能楽堂(東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX地下3階)
・チケット料金:SS指定席...9,000円、S指定席...7,000円、A指定席...6,000円、B自由席...4,000円、学生自由席...2,500円(通信、放送大学等を除く、30歳未満の学生に限る。)
・チケット販売方法:
 カンフェティ http://www.confetti-web.com/detail.php?tid=38283
 武田宗典ホームページ http://takedamunenori.com/work
・ナマ解説ガイド申込み:
 チケット購入時に申込み可能。別途申込みの場合は、http://takedamunenori.com/work
・オフィシャルHP:http://takedamunenori.com/
・主催:武田宗典実行委員会(武田宗典、有限会社ストーンフィールド)
・後援:一般財団法人 衆我財団、一般社団法人 武田太加志記念能楽振興財団
・協賛:株式会社まきふく
・公式Facebookアカウント: https://www.facebook.com/munenorin.takeda/

<武田宗典(たけだむねのり)氏プロフィール>

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観世流シテ方。武田宗和(父)及び、観世流26世宗家・観世清和に師事。2歳にて初舞台。早稲田大学では演劇専修。ミュージカル等への出演、演出の経験をもつ異色の能楽師。アメリカで能と現代オペラの競演『Tomoe & Yoshinaka』を企画・主演。趣味はヨガと舞台鑑賞。猫と酒場をこよなく愛する。

出典・画像:プレスリリースPR Times