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だし(出汁)は日本人の食事には欠かせないもの、ですよね。...ですよね??? ところが、日本出版販売(株)が先月末に行ったアンケートでは、だしの取り方を知らない人は全体の2割強、30代以下では約3割にものぼるそう。お味噌汁にだしが必要だと知らない方もいたのだとか。さて、その衝撃の(?)結果を見てみましょう。
■30代以下では3人に1人がだしの取り方を知らない
・だしの取り方を知っていますか? ※年齢別(n=1274)
■知っている ■知らない
・だしの取り方を知っていますか? ※30代以下(n=464)
■知っている ■知らない
家庭科の授業で習いませんでしたっけ?、というのが著者の最初の感想でしたが、年代差や、もしかしたら地域差もあるのでしょうか。まあ、習っても実践しないままでは忘れてしまうものかもしれません。一方で、若い世代ほど知らない人が増えるという結果には頷けますね。
■だしを取らない人とその理由
・だしを取ったことがありますか?(学校の授業を除く) ※年齢別(n=1274)
■取ったことがない
・だしを取ったことがありますか?(学校の授業を除く) ※30代以下(n=464)
■ある ■ない
方法を知らなければ出来ないので、取り方を知らない人より「だしをとったことがない」人のほうが多いのは当然の結果です。ではその理由は?というと...
・だしを取ったことが「ない」と回答した方へ だしを取らない理由は何ですか? (n=423)
(出典元に記載はありませんが、合計が100%を超えるため、この設問は複数回答形式だったと思われます。)
まあそうですよね、市販のもので十分だと感じることが多いのは確かです。特に最近では市販のだしのバリエーションも増え、手軽なものから本格派まで、用途に合わせて選ぶことができるのは便利です。
■だしを取る人でも、その頻度は低い
・だしを取ったことが「ある」と回答した方へ どれくらいの頻度でだしを取りますか? (n=743)
■毎日 ■週に数回 ■月に数回 ■年に数回 ■年に1回以下
だしを取ったことが「ある」と回答した人たちでも、その頻度がここまで低いことは驚きです。出典元にその理由までは記載がありませんでしたが、やはり時短のために市販のだしを使う方が多いのではないでしょうか。
■お味噌汁に「出汁」は必要なのです!
・「だし」を漢字で書けますか? (n=1274)
■書けない
・お味噌汁にだしが必要だと知っていますか? (n=1274)
■知っていた ■知らなかった
"だしの取り方"からは少し離れた上記2つの質問への回答も、若年層のだし離れを表しているのかもしれません。現代では仕事を持つ母親も増えましたし、自宅でだしを取らない(市販のものを使う)ことが多いでしょう。そうなると、家庭内でだしを取る工程を見る機会も当然減りますから、"だし"がどんなもので何に使われているものなのか、分からない子どもたちが増えても不思議ではありませんね。
※上記すべて、日本出版販売調べ
■でもやっぱり見直したい、だし
「私たちの体は、日々の食事によって成り立っています。
だしとはその食事を支える基礎であり、欠かせない大きな土台です。
日本食の「だし」は今、海外で注目を浴びていますが、今回のアンケート結果からは、日本国内では「だし」について意識が希薄になっている傾向が見てとれます。
特に30代以下の若年層は「だし離れ」が進んでいるようです。
素材の持つうま味や香りで構成されるだしは、その組み合わせや採り方の工夫によって如何様にも変化し、食の可能性を無限に広げてくれます。」
(だし検定実行委員会 岡田孝哉氏コメント)
これから年末年始を迎えます。年越し蕎麦やおせち料理など和食に触れる機会も多くなる時だからこそ、あらためてだしの美味しさを実感したいもの。この機会に、あなたもだしを取ってみませんか?
【日本出版販売(株)による調査概要】
調査方法: インターネット調査
調査対象: 全国の10代~60代の男女1,274名
集計期間: 2017年10月24日(火)~31日(火)
【だし検定について】
だし検定とは、だしをおいしく取る方法、調理工程、日本の地域ごとのだしの特徴や材料、だしに関する歴史・文化、品質・規格・表示、成分と効能など、だしの知識を問います。
だし検定を通じ、だしについて学ぶことで、「土台のしっかりとした」健康的な食生活を楽しむきっかけになることを願っております。
試験日: 2018年1月28日(日)
開催地: 東京・名古屋・大阪
申込締切日: 2017年12月12日(火)
だし検定公式HP: https://www.kentei-uketsuke.com/dashi/about.html
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