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感染したらどうしたらいい? ウィルスが原因の感染したらどうしたらいい? ウィルスが原因の

感染したらどうしたらいい? ウィルスが原因の"お腹の風邪"(ウィルス性胃腸炎)

ノロウィルスやロタウィルスなどによるウィルス性胃腸炎が流行、というニュースをよく聞きますよね。特に寒くて乾燥した時期に(食べ物からだけではなく)人から人へ感染する威力が強いノロウィルスは、乾燥すると空気中に舞いやすくなるのだそう。

予防法はうがいと手洗いが基本なのは言うまでもありませんが、感染・発症してしまったら、自らウィルスを撒き散らすことのないように気をつけることが重要です。ここでは、大人でもかかりやすいノロウィルスの対処法をおさらいしましょう。

・ノロウィルスが冬に猛威を振るうわけとは?

ノロウィルスは熱に弱い一方、低温では長い時間死滅しないうえに、乾燥にも強い性質を持ちます。発症者の吐物や便のなかには無数のウィルスが含まれていますが、汚物を処理しても乾燥してほこりなどと一緒に空気中に漂うこと(飛沫感染の恐れ)があるので、注意が必要です。気温が低く乾燥した冬は、ノロウィルスが広がりやすい季節ということになるのです。
飛沫感染以外の経路としては、飲食物からの感染と接触感染がありますが、飲食物から感染することを防ぐために食品に熱を通しましょう、というのも、ノロウィルスが熱に弱い性質を持つためです(85~90度で90秒以上、しっかりと加熱する必要があります)。

 → ノロウィルスの感染経路や強さについてはこちら

・感染した後の対処法

インフルエンザなどと違いウィルスに対する薬品がありませんので、病院に行っても対症療法しかできません。その為、診察はしても検査はせず症状からの判断で薬を処方されるケースがほとんどです(ウィルスを特定してもしなくても処方する薬がほぼ同じであるため)。ですが、二次感染を防ぐために、なんのウィルスの可能性が高いのか、どういった消毒方法が有効か、いつから出社してもよいかなど、医師に確認しましょう。
もちろん、飲食業など職業上やその他の理由でウィルスの特定が必要な場合は、医師に申し出て検査をしてもらってください。

また、ウィルスを体外に排出するために、嘔吐や下痢を繰り返す症状が続きます。脱水症状を避けるために、こまめな水分補給を心がけましょう。水分を摂ることで吐いてしまう場合は、医師に相談して適切な処置を受けましょう。

 → ノロウィルス感染後の詳しい対処法などはこちら


・ウィルスを撒き散らさないために! ノロウィルスの消毒方法

おもに予防法が声高に叫ばれるノロウィルスですが、感染者が二次感染を防ぐことももちろん大切。低温での生存期間が長いノロウィルスは、症状が治まった後でも死滅していない可能性が高いのです。きちんと消毒をして、ウィルスの蔓延を阻止しましょう。

ノロウィルスには、煮沸消毒や次亜塩酸ナトリウムが有効です。汚物に触れた衣服や床、壁、モノなどを消毒しましょう。煮沸が難しい場合は、キッチンハイターを薄めたもので拭くのが効果的(ワイドハイターは酸素系漂白剤なのでNG)です。

 → キッチンハイターの希釈の仕方、消毒の方法などはこちら

また、次亜塩酸ナトリウムを使った消毒スプレーは市販もされていますので、1本常備しておいてもよいかもしれません。保存できる期間も長く、インフルエンザやサルモネラなど他のウィルスに対しても有効ですし、衣服や家具の傷みが少なくて済むケースもあるようです。

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ウィルバス200(Virubus200ppm)

予防法ではなく、あえて感染後の注意点をご紹介させていただきました。もちろん感染しないことが望ましいのですが、もし感染してしまったら、ぜひ上記のようなことに気をつけていただきたいものです。

出典:ノロウィルスの感染経路や期間は?感染力の強さは?空気感染予防対策utuyoのハテナノート
   ノロウイルスに感染したら?正しい対応と治療法ヘルスケア大学
   ノロウィルスの消毒方法は?ハイター消毒液の作り方は?アルコール薬utuyoのハテナノート